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不動産投資には必須?信頼できる管理会社の選び方とは

不動産投資を始めるにあたり物件の管理会社をどのように選ぶべきか悩み、中には選ぶのが面倒で自分で管理しようと考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、不動産投資において物件の管理会社についての概要から、管理業務を委託する必要性、信頼できる管理会社選びのポイントについて解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

A.不動産管理会社の概要

管理会社ではどのようなことを行うのでしょうか。改めて概要を見ていきましょう。

A-1.不動産管理会社とは?

不動産管理会社とは、賃貸の物件管理などの業務を専門に取り扱っている会社を指します。

不動産投資は入居者に物件を貸し出します。
物件を貸し出す上では当然ながら物件の管理が必要となりますが、不動産管理会社は管理業務を代行してくれる会社です。

A-2.不動産管理会社が担当する主な業務

一般的に、管理会社では入居者の募集から退去にいたるまでのさまざまな管理業務を行います。

具体的には、入居者の募集や入居契約、契約の更新・解除、入居中におけるトラブルへの対処などの業務が挙げられます。
また、家賃の集金・滞納時の督促、退去時の立ち会いやクリーニングなどの処理も行います。

ただし、不動産管理会社との契約体系によって業務内容が異なります。

B.不動産投資における管理会社の必要性について

不動産投資において、管理会社を活用すべきか悩む人もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、不動産投資では管理会社は必ずしも必要とはされません。
ただし、必須ではないからといって不要ともいえません。

B-1.不動産投資において管理会社に委託するケースが多い

国土交通省が令和元年に実施した「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査」によると、オーナーが業者に任せず、全て自ら管理していると回答した割合は18.5%でした。
約8割は何らかの管理業務を委託していることになります。(※ただしサブリースは除きます。)

参考:国土交通省 賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査(概要)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/content/001320853.pdf

不動産投資では入居者募集からトラブル発生時の対応、退去時の処理まで、さまざまな管理が必要になります。
このような管理をすべて自分だけで行うとなると、それなりの労力や時間がかかるでしょう。
そのため、不動産投資を行う上では管理業務を不動産管理会社に委託するケースが多くあります。

B-2.不動産投資において管理会社に任せないケース

前述の通り、不動産投資を行う上で管理会社に委託しないケースは少ないですが、例えば自身が専業で不動産投資を行っており、不動産管理の知識や経験を豊富に有している場合はあえて管理会社に任せない選択肢もあるでしょう。

また、不動産管理をやってみたいという強い意志がある際にも管理会社に任せないケースは考えられます。
ただし、管理のコストは膨大にかかりますし、知識や経験を有している必要がありますので、安易な選択は行わない方が安全です。

C.信頼できる不動産管理会社探しのポイント

実際に管理会社を探すとなると、何を基準に選べば良いのか悩んでしまうものです。
管理がおろそかな会社を選んでしまうと、空室がなかなか埋まらなかったり、退去する人が多くなったりする恐れがあります。

不動産投資において管理会社は重要な役割を担う存在であり、信頼できるところを探すことが重要です。

具体的にどのようなことに着目すれば良いのか、選び方のポイントをチェックしていきましょう。

C-1.十分な実績があるか

まずは不動産管理会社に十分な実績があるかどうか確認してみましょう。
実績が豊富なほど、管理会社に管理のノウハウが蓄積されている可能性があります。
十分な実績があるということは管理を任される機会が多いとも考えられます。
管理会社の信頼度を推し量る上で「管理を任される機会が多い」点もひとつの指標となるでしょう。

また、実績が公開されていない場合でも会社の創業年などが参考材料となるかもしれません。
不動産管理の事業が長く続いていれば実績数も多く、業務クオリティも一定の水準で行われている可能性があるでしょう。

C-2.不動産投資を行う物件の地域情報に詳しいか

不動産投資においては、物件所在地の地域情報は非常に重要です。
たとえ築年数や間取りなどの条件が同じであっても地域によって需要は大きく異なり、物件選びから家賃設定、出口戦略まで不動産投資のすべてに関わります。

そのため、不動産管理会社を選ぶ上では、自身が想定している不動産投資の物件の地域情報に詳しいかどうかも判断基準のひとつとなるでしょう。

管理実績が公開されていれば、その物件の所在地を確認したり、不動産管理会社の本店・支店の所在地を確認したりすることで、不動産管理会社の地域性を見極める参考となる可能性があるでしょう。

C-3.担当者のレスポンスが早いか

管理会社のなかには、なかなか担当者と連絡がとれないケースもあります。
いざ管理を委託してから連絡がなかなか取れないと、そのぶん管理状況の確認が遅れてしまう恐れがあります。
不満がたまり退去者が増えてしまうリスクも考えられます。

管理会社のレスポンスの早さも判断基準のひとつでしょう。

C-4.管理体制の充実度

管理体制がしっかりと整っているかどうかも、管理会社選びのポイントとなります。
例えば、確認しておきたいのが窓口の対応時間です。

24時間対応の窓口があれば、トラブル発生時にも安心して任せることができます。
それ以外にも、定期的な報告や連絡のシステムがあるか、滞納の督促をきちんと実施できるかどうか、サポート体制をよくチェックしておきましょう。

D.管理会社を活用して不動産投資を効率化させよう

不動産投資におけるさまざまな管理業務は、何かと手間や時間がかかるものです。
このような場合に、管理会社を活用すると不動産投資を効率化できます。

しかし、物件の管理を委託するためには信頼できる管理会社を選ぶ必要があります。
今回、不動産管理会社を選ぶ上でのいくつかのポイントをご紹介いたしましたが、それでもなかなか選びきれない、という方もいらっしゃるかと思います。

そのような時には、不動産管理会社に話を聞いてみるのもひとつの手段です。
実際に担当者と顔を合わせてみて感じることも多数あるでしょう。

不動産管理会社の中には無料セミナーを開催している場合もありますので、一度参加してみてはいかがでしょうか。